「書家の個性や思い感じ取って」毎日書道・九州展、12日開幕 大分
第75回毎日書道展九州展(毎日新聞社、毎日書道会主催)が12日、大分市寿町の大分県立美術館で開幕する。11日は作品の搬入や展示作業などがあり、観覧者を迎える準備を整えた。17日まで。 国内最大規模の総合書展となる毎日書道展には、漢字やかな、近代詩文書など7部門に、全国から2万6723点の出品があった。九州展では、全国巡回作品や九州、山口の入賞、入選作の計768点の他、「書の甲子園」の愛称で知られる国際高校生選抜書展で入賞した九州地区の優秀作26点も展示する。 九州展実行委員長の井之上南岳(なんがく)さん(79)は「線の長短や太さ、余白の使い方などから、書家の個性や書への思いを感じ取ってほしい」と話した。 開場時間は午前10時~午後6時(17日は午後3時まで)。入場料は一般500円、大学生以下無料。【山口泰輝】