うどんの出汁が出る蛇口、お遍路さん用更衣室完備、ソファもうどん!クセ強設備でバズる高松空港
うどん県を自称する香川県の空の玄関口、高松空港。今SNS上ではそんな高松空港の独特の設備がバズり続けています。 【写真】毎日つくりたてのお出汁がいただけます 空港に設置された家庭用キッチンの蛇口をひねると、出てくるのはうどんの出汁。さらにお遍路用の白衣に着替えるための更衣室も完備されているとのこと。 お遍路ピクトグラムも印象的です。高松空港に話を聞きました。 ◇ ◇ ――高松空港だけにしかないポイントは? 担当者:うどんの出汁が出る蛇口、手荷物受取所ターンテーブルにうどんのオブジェ、うどんのようなソファもあります。お遍路さんの更衣室は、実は高松空港だけでなく四国4県の空港にそれぞれあるんです。松山空港が発祥のようですが、四国の空港が集まる会議で「お遍路さんコーナーを4空港それぞれ作ろう!」となり、設置されました。 ――設置の理由は? 担当者:うどんの出汁が出る蛇口は、うどんを愛して止まない空港スタッフが「県外の方にも美味しさを広く知ってもらいたい」との思いで作りました。うどんのオブジェは、うどん県かがわのアピールをするとともに、お客様に荷物を待つ時間を楽しんでいただくために設置したものです。うどんのようなソファは、購入時はうどんに似ているとは思わず、デザイン性に惹かれ購入したそうなんです。でも設置後にSNSで「うどんのようなソファ」としてバズり、一気に認知されました。全て利用者様にもご好評で、SNSなどにもよく取り上げていただいています。香川の思い出のひとつになればうれしいですね。 ――観光名所としても楽しめそうです。 担当者:うどんだけでなく、“アートの島”として有名な直島や、瀬戸内国際芸術祭が開催されるなど「アート県かがわ」ということもあり、空港内にもアート作品が沢山あるので、空港内をぐるりと巡っていただくだけで美術館に行ったような感覚で作品を楽しむことができますよ!屋上の送迎デッキからは瀬戸内海や屋島など美しい景色が見渡せるも自慢です。 ――今後の展開は? 担当者:四国・瀬戸内の空の玄関口として、地元の皆様や香川を訪れる全てのお客様に、見て・来て・楽しんでいただける、愛される空港を目指してまいります。 ◇ ◇ SNSでは「異世界すぎる」「出汁4杯くらいおかわりしたい」「こんなに面白い施設だったとは」「おもてなし半端ない!」などの反響が。地元愛溢れる空港は、飛行機を利用しない人にも魅力的な施設に進化していました。 (まいどなニュース特約・ゆきほ)
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