チャールズ国王の新しい肖像画が公開される
現地時間5月14日(水)、チャールズ国王の新しい公式肖像画が発表された。描いたのはイギリスを代表する肖像画家のジョナサン・ヨー。彼をバッキンガム宮殿に招いて除幕式が行われた。 【写真】エリザベス女王の、最も美しく威厳に満ちたポートレート&肖像画15
肖像画は国王が中世から続くギルトの1つ、「ドレーパーズ・カンパニー」のメンバーになって50年周年を記念して制作された。君主に即位して以来、初めて発表された肖像画でもあるが、ヨー(写真左)が製作を始めたのは国王がまだ皇太子の頃だった。
画面が真っ赤なことがイギリス国民を驚かせているが、これはウェルシュガーズの真紅の礼服を着た姿を表現したもの。国王は皇太子時代、1975年からウェルシュガーズの連隊大佐を務めてきた。現在この地位はウィリアム皇太子に譲られている。
ヨーは声明を発表。「この肖像画を描けたことは光栄であり、喜びだった。私がこのプロジェクトを始めたとき、国王はまだ皇太子だった」と振り返っている。
「私が国王の肩に描いた蝶のように、モデルが私たちの公の社会の中で担っている役割が変化するのに合わせて、この肖像画も進化してきたのです」。
ちなみにヨーは2014年にカミラ王妃、2008年にフィリップ王配の肖像画も手掛けている。国王の肖像画は5月16日から6月14日までロンドンの「フィリップ・モールドギャラリー」で公開され、その後8月末からドレイパーズカンパニーのホールで展示される。