障害のある25歳が、芸術分野で素晴らしい才能発揮 宝塚で「見る人によって解釈が変わり、想像が広がる」個展
知的障害と自閉スペクトラム症がある長野弘誠さん(25)=神戸市北区=の魅力に満ちた個展「長野弘誠の世界」が、兵庫県宝塚市小林2の「カフェキッチン リボン」で開催中。展示されている約50作品は、彼の感性と豊かな想像力を表現している。 【写真】長野弘誠さんの作品「草に座る私の間違いだった」 幼少期から絵に親しんでいた長野さんは、小学校時代に動物を描くことに熱中し、家中の壁を自作の絵で飾ったことも。中学時代には色鉛筆やクレヨンを擬人化した作品を手掛け、高校ではさらに多様なテーマに取り組んだ。県教育委員会主催のアート展で受賞するなど高い評価も受けてきた。 タブレットを用いて継続的に描き続ける長野さんは最近、ことわざや四文字熟語をテーマに制作。「九牛一毛」など面白い作品が会場に並ぶ。「見る人によって解釈が変わり、想像が広がる」と、父公明さん。個展は12月21日までで、11月11、17~25日が休み。原則午前8時半~午後6時。リボンTEL0797・26・7889