「刀伊の入寇」ガッツリ描写に歴史ファン大歓喜、隆家(竜星涼)が見せた理想の戦争指揮官ぶり【光る君へ】
双寿丸に乙丸…死亡フラグにザワつくなか、まさかの
さて実際に、無辜(むこ)の民たちが多数殺されるという、非常に壮絶な闘いだった「刀伊の入寇」。そうなると非常に心配になるのが、いつ死ぬのかは作者の一存にかかっているオリジナルキャラたちがどうなるか? だ。視聴者は双寿丸が手がらの野心を語ったり、まひろの従者・乙丸(矢部太郎)が妻のために紅を買ったりするたびに「それ・・・死亡フラグ?」とザワザワしたが、まさか周明が「大宰府に戻ってきたら話したいことがある」という、第一級フラブをぶっ刺して、3分も経たずにそれを回収することになるとは思いもしなかった。 予想通りSNSでは「オリキャラ3人が乱戦になっている予告をみて3人の誰かが死ぬのでは? と思ったけど・・・周明ーーーおまえかー!!」「後方の乙丸が心配過ぎて乙丸ー! 乙丸ー! って叫んでたらまさかの周明に矢が刺さって絶句」「さっきまで恋のキューピットがまわりに飛んで祝福しそうなシーンだったのに、それじゃない矢が飛んでくるとかあんまりな展開」「大石静(脚本)も中島由貴(演出)も鬼です(褒めてます)」などの、ショックが隠せないコメントが相次いだ。 前回の大河ドラマ『どうする家康』の大阪夏の陣以来の戦の描写となった「刀伊の入寇」。「朝廷の命令を待たずに出陣した」ということで、このあと大きな波紋を呼ぶことになるけれど、その場所に紫式部(まひろ)を立ちあわせるという大胆なアイデアが、抜け殻のようになったまひろにどのような影響を与えるのだろうか。 というかその前に、周明死ぬの? 「急所外れて助かりましたー!」ってならない? このままじゃ第二の直秀(毎熊克哉)だよ!!!! と、一週間が待ち切れない思いになっているのは、きっと筆者だけではないだろう・・・。 ◇ 『光る君へ』はNHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。12月8日放送の第47回「哀しくとも」では、「刀伊の入寇」の対応について朝廷の意見が激しく分かれる一方、大宰府から戻ったまひろと道長の再会が描かれる。 文/吉永美和子