「刀伊の入寇」ガッツリ描写に歴史ファン大歓喜、隆家(竜星涼)が見せた理想の戦争指揮官ぶり【光る君へ】
あの隆家が見せた、理想の戦争指揮官ぶり
そのなかでも注目を集めたのは、やはり藤原隆家だ。謀と呪詛にまみれた内裏の世界になじめないうえ、良くも悪くも単純で力勝負に走りがちな性格。その性格が災いして起こした最悪の事件が、あの花山法皇(本郷奏多)に矢を射かけた「長徳の変」だった。しかし大宰府権帥になってからは、地元の役人や武者たちともわけ隔てなく接し、私腹もこやさずに善政をおこなったという。彼にとっては貴族よりも「力が正義」な武者たちとのカラッとした付き合いのほうが性に合い、それゆえ周りからも好かれる存在になれたのかもしれない。 そんな隆家が、日本の未曾有の危機に対して、周囲の武者たちと連携を取りながら外敵に立ち向かっていく姿に、SNSでも「隆家さま、めっちゃワイルドで活き活きしてる。泣ける」「もともと宮仕えは性に合わなさそうだったもんな、隆家」「隆家くんむちゃくちゃ乱世のリーダーとして有能じゃん」「ふざけて弓を放った人と同一とは思えない」「笑いながら矢を打ちかけていたあの日の隆家はどこへ行ったの・・・成長著しすぎる」などの感嘆の声があふれた。 実際、この「刀伊の入寇」、これまで何百年も外国から攻め入られることがなかったため、敵の情報も乏しく、国防も万全ではなかったときに起こった、まさに寝耳に水の戦争。多分今の感触なら、宇宙人にでも攻撃されたぐらいの「どうしたらいいってのよ!?」レベルの事態だけど、隆家様は「攻撃は最大の防御なり」「緊急事態は上の指示を待たずにその場で判断」「現場のことは現場のプロに聞け」「防衛ラインを越えすぎたら別の問題が発生するから注意」「誰も無駄死にしないこと!」と、戦闘指揮官としてあまりにもパーフェクトな立ちふるまいに、彼の評価はまさにストップ高に。 SNSでは「『無辜の民に害が及ぶ』ねぇ本当に立派におなりになったのねぇ隆家」「院の牛車に向かって矢を射れば『ヤバい奴』だが、侵略者に向かって矢を射れば英雄。隆家の生き場所はここだったか」「敵の出方待つだけでなく自分から打ってでる事を即判断。もしかしたら隆家って戦国安土桃山時代にいたら天下人になれた逸材?」「このタイミングで大宰府にいるトップ貴族が隆家くんってベスト人選にもほどがある」などの称賛の言葉が止まらなかった。