夫が「65V型」のテレビが欲しいそうですが、一般家庭なら「50V型」で十分ですよね?NetflixやYouTubeしか流さないのに大画面である必要はない気がします…
「リビングに大型のテレビを設置して迫力ある映像を楽しみたい」と思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、大型のテレビを購入するとなると、購入費用や電気代が気になることもあるかもしれません。 本記事では、テレビのサイズごとの購入費用や電気代の違いを始め、テレビのサイズを選ぶ際のポイントについても詳しく解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
テレビのサイズごとの購入費用は?
まずは、テレビのサイズによって購入費用にどのくらい差があるのかを確認するために、あるメーカーのテレビを例に挙げて表1にまとめました。 表1
※筆者作成(2024年11月現在) 今回の事例では「夫が65V型のテレビを欲しがっているが、50V型で十分ではないか?」ということですが、65V型は50V型よりも5万円近く高額で販売されていることもあるため、その差は大きいかもしれません。
テレビのサイズによる電気代の違いは?
テレビはサイズによって電気代にも違いが出るのか確認しておきましょう。表1で例に挙げたテレビを使用して計算していきます。 テレビの電気代は「消費電力(キロワット)×視聴時間×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で算出することが可能です。電力料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用し、サイズごとの消費電力を確認したうえで計算したものを表2にまとめました。 表2
※筆者作成 65V型のテレビは50V型のテレビより1時間当たりの電気代が2.5円ほど高くなることもあるようです。例えば1日に4時間テレビを見た場合、65V型だと約32.4円、50V型だと約22.4円という差が生じます。月換算すると65V型の方が300円近く電気代が高くなる計算です。
テレビのサイズを選ぶ際のポイント
このように、購入費用や電気代にもサイズによる違いがあることから、今回の事例のような「大画面のテレビが必要だろうか?」という疑問が生まれるケースもあるでしょう。 テレビのサイズを選ぶ際は、部屋の大きさや環境に合っているかを意識することが大切です。 例えば、部屋が狭かったりテレビとソファの位置が近かったりすると、大型のテレビだと「見えにくい」「圧迫感が出てしまう」などの問題が生じかねません。逆に、少し離れたキッチンに立ちながらテレビを見ることがある場合などは、大きめのテレビの方がよいでしょう。 また、NetflixやYouTubeなどを見る機会が多かったとしても、大画面にこだわりたい人とそうでない人がいるはずなので、家族でよく話し合ったうえでテレビのサイズを決めることをおすすめします。