巨人・戸郷「気合入っていた」大瀬良との“ノーノー対決”完封勝ち 打っては満塁で適時打 阿部監督も絶賛
「巨人5-0広島」(8日、東京ドーム) 勝利の瞬間、笑顔がはじけた。今季2度目の完封勝利を収め、約1カ月ぶりの8勝目。首位・広島と1ゲーム差に迫り、巨人・戸郷は「勝ち切らないといけない大事な試合だった。気合も入っていた」と声を弾ませた。 自身と同じく今季、ノーヒットノーランを達成した大瀬良との投げ合いで燃えた。直球でグイグイ攻めて5安打に封じ込めた。5回6失点でKOされた前回登板の1日・阪神戦は「変化球に偏っていた」と反省を生かした。首脳陣からスタメン捕手の選択を任され、希望した大城卓とのコンビネーションもバッチリだった。八回を投げ終えると阿部監督から直接、意思を確認され、続投を志願した。 打撃でも魅せた。七回、1点を先制してなおも無死満塁から大瀬良の初球を鮮やかに左前に運ぶ。貴重な適時打が今季初安打ともなり、「大瀬良さんとの対戦。何点あっても足りないぐらい」と充実感を漂わせた。指揮官は「打って投げて素晴らしかった」と絶賛した。 次回、中5日で14日・阪神戦に回るエースがチームをけん引する。