パリ五輪、メダル獲得への最善手は? なでしこジャパンのベスト布陣。シャドーの左は...
宮澤以外の選択肢を考えると...
左のシャドーは、本大会までにコンディションを戻せれば宮澤で決まり。ただ、現時点でそこは判断しにくいので(ランニングは開始しているが)、宮澤以外の選択肢を考えると、候補者のひとりとして長谷川が浮上する。 長谷川は、サッカーセンス抜群でなでしこジャパンの心臓と呼べる存在。3-4-2-1システムではここまでボランチを任されてきたが、ひとつ前のポジションで起用する手はある。 では、空いたボランチに誰を使うのか。そこは、超逸材の谷川萌々子に任せたい。ゲームメーカーとしてだけでなく、チャンスメーカー、プレースキッカーも担えるだけに、そのポテンシャルに賭けてもいい。いずれにしても、谷川の成長次第でパリ五輪に向けてスタメン争いはより激しくなるはずだ。 ちなみに、長谷川をボランチで使えば、シャドーの左には清家貴子というカードもある。ただ、ここはボランチ谷川、シャドー長谷川を推す。複数のポジションに対応可能な清家はスーパーサブとしてベンチに置きたい。 出場メンバーも未確定の現状でチョイスするのは無謀かもしれないが、ここまでの話をまとめれば、ベスト布陣は以下になる。 3-4-2-1システム GK:山下 3バック(右から。以下同):高橋、熊谷、南 ボランチ:谷川、長野 ウイングバック:清水、北川 シャドー:藤野、長谷川 CF:田中 果たして、池田監督の選択は? 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)