ユーヴェのモッタ監督が初めてのトリノダービーへ「特別な雰囲気。全力で戦う準備を」…“ミスター5000万ユーロ”は欠場へ | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ユヴェントスのチアゴ・モッタ監督が、日本時間11月10日4:45に予定されているセリエA第12節ユヴェントス対トリノ戦へ向けて前日会見へ出席し、意気込みなどを語った。 【動画】GK鈴木彩艶がユーヴェ相手に至近距離で止めた!
今夏、若手指揮官チアゴ・モッタを迎えて再出発したユヴェントス。直近のリーグ戦5試合で2勝3分とやや足踏みして6位とスクデット争いで後れを取る中、日本時間10日に行われるセリエA第12節では、パオロ・ヴァノーリ率いるトリノとのトリノダービーに臨む。モッタは、自身にとって初めてとなるデルビー・デラ・モーレへ意欲を示した。 「チームの状態は良く、適切な姿勢も見え、良い感触だ。われわれにとって、そしてファンにとって、特別な雰囲気だ。明日は、素晴らしい試合を演じるために、全力で挑まなければならない」 「ダービーでは、われわれだけでなく、街全体が白熱する。この特別な雰囲気があり、プレーするのは素晴らしい。両チーム共に重要性を意識している。素晴らしい試合をして、結果を自分たちの元へ引き寄せなければならない」 「全てのダービーの試合は異なり、特別だ。常に勝ちたいと思う試合であり、逆境を乗り越えて試合終了後に歓喜するためには、正しいメンタルで、バランスを保ち、ピッチに入る必要がある。フィジカル面で状態は良い。ダービーにおいて、過去のことはほとんど意味がない。トーロ(牡牛の意味でトリノの愛称)に対して全力で戦う準備をしておかなければならない」 続いてユーヴェ指揮官は、今夏、アストンヴィラから移籍金約5000万ユーロ(約82億円)で加入したものの、十分な出場機会に恵まれず、現在は筋肉系のトラブルから復帰を目指しているMFドウグラス・ルイスに言及。ダービーを欠場することを明かした。 「彼は、私の要請で(チャンピオンズリーグの)リール戦に帯同し、チーム合流を急ぐよう求めていたが、昨日もまだ、万全の状態ではなかった。そこでリスクを負わないことを決めた」 一方、今夏、構想外とみられていた26歳のMFマヌエル・ロカテッリは、モッタ指揮下で信頼を勝ち取り、輝きを増している。 「全て彼の功績だ。彼は出場できず、満足できない苦しい時期があった。そんな時期は今後も訪れるかもしれないが、そうならないことを願う。そうなったとしても、前向きに奮起し、戦う意欲を持たなければならない。彼は正しい形で反発心を示したから、チームに戻ってきたんだ。彼はさらに改善できるはずだ。レギュラーにふさわしい選手だよ」
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