中露の研究チームが超低温に耐える複合材料を開発
【東方新報】中国の中国鉱業大学(北京)(China University of Mining & Technology,Beijing)とモスクワ鉄鋼合金製造大学(National University of Science and Technology)の研究チームが、摂氏マイナス150度の超低温でも機械的性能を維持する新しい複合材料を開発した。 研究チームは、金属とメタリックガラスからこの積層複合材料を合成した。この複合材料は、超低温でも脆性破壊に対する耐性を維持できる。しかも、この材料は入手が容易で、加工や修正も簡単だという。 そのうえこの材料は、異なる組成の材料に対し従来から用いられていた溶接方法で製造が可能である。 研究チームは「この材料は、低温または超低温で作動することが必要な機械部品や構造物に使うことができ、航空宇宙、低温産業、極地探査など、幅広い用途が考えられる」と説明する。チームは今後この材料の製造工程をさらに改善し、その組成を最適化することで、低温環境下での機械的強度と耐放射線性能をさらに高めようとしている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。