谷原章介の長男・谷原七音さん フォトジェニック賞受賞! ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト
第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの最終審査が24日、都内で行われ俳優の谷原章介(52)の長男谷原七音(ななと)さん(20)がフォトジェニック賞に輝いた。1万3465人の応募者の中から5人の受賞者に名を連ね「凄く光栄です」と喜びをかみしめた。 「家族がテレビに出ているのが当たり前の環境」で育った七音さん。自然と芝居に興味を持つようになった。谷原が映画の舞台あいさつで拍手を浴びる姿を見て「こんなに人の心を動かす仕事があるんだ」と思いを募らせたという。芸能界ではない人生を歩むことも考えたが、コロナ禍を経験し「一度きりの人生だし、人はいつか死ぬ。若いうちにしかできないこと、やりたいことを全力でやろう」と応募を決意した。 この日は1次の自由パフォーマンスで、音符も読めない状態から特訓を積んだピアノ演奏を披露。2次の告白演技では「海外に転勤する同僚に告白」と設定し、女優の畑芽育(22)を相手に「いつ戻ってくるの?待っていてもいいかな?」と、堂々とした演技を見せた。 約8カ月のカリキュラムを経て「僕自身が凄く成長できた」と実感。「これまでは謙虚さや人に優しくしていればどうにかなると思っていたけれど、このコンテストの中で貪欲さやハングリー精神が必要だと身をもって勉強になりました。道はこれからも続くので、今後に生かしたいと思います」と意欲を語った。 憧れの俳優に挙げたのは唐沢寿明(61)、鈴木亮平(41)ら役づくりに定評のある演技派ぞろい。七音さんが、フォトジェニックな容姿と強い思いを武器に役者への一歩を踏み出した。(鈴木 元) ◇谷原 七音(たにはら・ななと)2003年(平15)12月19日生まれ。東京都出身の20歳。6人きょうだいの長男。サッカーのプレミアリーグ観戦が好きで、アーセナルのファン。身長1メートル76、体重56キロ。血液型B。 ≪15歳グランプリ 佐藤倖斗さん≫グランプリは、埼玉県の高校1年生の佐藤倖斗(ゆきと)さん(15)が獲得。昨年は最終審査に残れなかったが、見事にリベンジを果たしての栄冠となった。幼少の頃、ケガで入院していた時に勇気をもらったのは2013年の「仮面ライダー鎧武/ガイム」。母親が「人を幸せにできる強い子になってほしい」と願い「倖斗」と命名。「名前に恥じないよう、人に勇気を与えられる俳優、ヒーローになっていきたい」と抱負を述べた。ゲスト審査員を務めた香取慎吾(47)は「ここからが始まり。いつか一緒に仕事をしましょう」とエールを送った。 ≪武田真治ら輩出≫同コンテストは1988年にスタート。これまでのグランプリ獲得者には武田真治(51)、小池徹平(38)、溝端淳平(35)らがいる。ほかに準グランプリから伊藤英明(49)、フォトジェニック賞から三浦翔平(36)らを輩出。最終選考出場者からも菅田将暉(31)が人気者になった。