HPE、VMware代替ソフトやソブリンクラウドソリューションなどを発表
「AI時代にモダンなネットワークを」--Juniper買収を説明 Neri氏は、新しいHPEを支えるという3つの技術(ネットワーキング、ハイブリッドクラウド、AI)のうち、最後にネットワーキングについて、2024年始めに発表したJuniper Networksの買収計画について触れた。 HPEは、ネットワーキングの分野では、2015年にAruba Networks(現HPE Aruba)を買収している。Neri氏は、ネットワーキングの重要性について、「AIを可能にし、前進させる中核技術になる」と話し、「AIの時代、クライアントからクラウドまでがデータに接続するに当たって、新しいネットワーキングの土台が必要だ」と説明。その重要性は、半導体に匹敵するという。 Juniper Networksは、世界の主要20社のサービスプロバイダー、主要30社のクラウドサービスプロバイダーを顧客に持ち、AIについても「Mist AI」でネットワーク運用の簡素化を進めている。 Neri氏は、HPEとJuniper NetworksがIT調査企業Gartner発表の2024年の有線/無線LANインフラ分野の市場において、それぞれ「リーダー」に分類されていることを指摘しながら、「われわれ(HPEとJuniper Networks)が1つになれば、未来のネットワーキングは大きく前進する」と述べた。 Juniper Networks買収の完了は、2024年末から2025年の初め頃を見込んでいるという。 (取材協力:日本ヒューレット・パッカード)