Gmailへのメールが届かなくなる? 2024年6月までにやるべき3つの対応
きちんと対策すれば怖くない! よくある質問・Q&A
安藤氏は、「これら3つの対応さえ済ませれば、6月1日以降も今まで通りGmailを使うことができます」と語る。 ┌────────── 面倒かもしれませんが、いつかはやらなきゃいけないことなので、なるべく早くやってしまいましょう。それに、読者の視点で考えれば、メルマガの世界が綺麗になるのはすごくいいことだと思います(安藤氏) └────────── 最後に、よくある疑問をQ&A形式でまとめたので、不安な方はぜひ参考にしてほしい。 ■ Q:メールが受信者に届いていない場合、通知は来るんですか? ┌────────── 今回のGoogleのエラーはメーラーではなく、送信側のサーバーにエラーコードが返ってきます。メールサーバーの管理者なら気づきますが、なかなか気づきにくいでしょうね。もしかしたら1年くらい気がつかないままなんてこともあるかも……(安藤氏) └────────── ■ Q:今回のガイドラインは、メルマガ以外に通常の問い合わせメールなどにも適用されますか? ┌────────── それが実は、今回は“プロモーションメールに限る”ということになっています。通常の問い合わせメールやトランザクションメール(ECの入金確認・発送メールなど)については対象外とのことです(安藤氏) └────────── ただ注意すべきなのが、プロモーションメールかトランザクションメールかの判断基準が不明であること。Googleのヘルプを見ても、「受信者が判断するもの」と書いてあり、明確な基準とはいいがたい。とにかく、システムから大多数に対して自動送信されるようなものは、届かなくなる可能性が高いと思った方がいいだろう。 ■ Q:基本的にシステム担当者が対応するべき話かと思うのですが、Web担当者やマーケティング担当者がしなければならないことはありますか? ┌────────── これらの設定がされているかどうかの確認です。Webやマーケ担当者が『これって大丈夫?』と声をかけて、システム担当、マーケ担当が双方で確認しながら進めることが大事です(安藤氏) └────────── 前述のように自社のメルマガをGmailで受け取ってみて、「SPF/DKIM/DMARCによるメール認証がされていないな?」「List-Unsubscribeヘッダが表示されていないな?」と気づいたら、すぐに共有することをお勧めする。