【エアガン施設探訪】本格派キルハウス(訓練所)が楽しめる関東最大級室内フィールド! 最寄り駅“徒歩1分以下”「BLKFOX AIRSOFT FIELD」に行ってみた
最寄り駅であるJR「福生駅」西口から徒歩数十歩という驚くべきアクセスの良さを誇るインドアサバイバルゲームフィールド「BLKFOX AIRSOFT FIELD」(以下、BLKFOX)。繁華街のビルの地下という立地ながら、ゲームエリアはなんと40m×24m。ビル正面の入口からは想像ができない、秘密基地のような関東最大級の大型フィールドが広がっている。 【画像】JR「福生駅」西口を出て右側にすぐに看板が見える 「BLKFOX」は2018年にオープン。2023年に、よりリアルでエキサイティングな本格CQBサバゲーフィールドとして大幅リニューアルされた。本記事では、室内ながらライフルからハンドガンまで幅広いエアガンで楽しめ、実際のキルハウス(訓練所)を参考にされた超個性的なフィールド「BLKFOX」についてレポートしていく。 ■ 長物も大活躍! 遠・近距離戦がインドアで楽しめる注目のフィールド構成 この連載記事を担当し始めて、いくつものサバイバルゲームフィールドへ足を運んだが、「BLKFOX」は最寄り駅からのアクセスの良さが尋常ではない。最寄り駅の階段を降りて辺りを見回すとすでに入口が見えている。徒歩1分以下、なんなら数十歩で到着するレベルだ。駅に関してもJR中央・青梅線青梅特快を利用すればJR新宿駅から40分程度で到着するのもありがたい。 入口から少し薄暗い地下へ向かうのだが、ここからすでにサバイバルゲームフィールドらしい独特の雰囲気が漂っている。まず驚いたのが、その広さだ。ゲームエリアは40m×24m、最大交戦距離は約30mだという。「え、これビルの地下だよな……!?」と思わず驚いてしまうほどの規模のフィールドが広がっていた。 営業時間は基本的に2部制(深夜、フリー貸切を除く)となっており、第1部は10時30分~16時30分まで、第2部は18時~21時45分まで。参加はどちらも公式サイトからWEB予約が可能となっている。 次の項目からは、さっそくフィールドの様子を見ていく。 ■ 突入訓練に使う「キルハウス」参考にしたフィールド! フィールドは、軍や特殊部隊などが建物内への突入訓練をするための施設「キルハウス」を参考にしたという「BLKFOX」は、木製の仕切りと複数のドアをメインに構成。全体図に描かれているA~Nまでの14箇所の空間に開閉可能なドアが設置されている。 フィールドのドアだが、開閉する“向き”にキルハウスならではのこだわりがある。スタッフに聞いたところ、正しい突入、制圧方法を行なうと、入ってきた相手を一方的に攻撃できるいわゆる“強ポジ”が存在しない形になっているという。そのため「角で待ち構えていれば勝てる」という安易なものではなく、きちんとした戦略がものをいうフィールドとなっている。 全体図の左側にある箇所には路地のように入り組んだ場所もある。実際に歩いてみると、“一歩前に出る勇気”が非常に試されると感じた。シンプルな形だからこそ「この壁一枚先に敵がいるかも……」という小部屋を利用した近距離戦ならではの不安と興奮が存分に味わえる。 一方で、両端の通路にはインドアフィールドでは珍しい直線に開けた場所も用意されている。ここはかなり見通しが良く、ライフルなどの長物にうってつけだ。取り回しの良いハンドガン以外も大いに活躍できるのが嬉しい。ちなみに「F」エリアの上にあるドアを開けると、左右の端まで一直線に狙えるようになるのも面白い。 そのほかフリーゲームで適用されているルールでユニークなのが、A~Nまでの空間に手榴弾・グレネードが投げ込まれた場合、該当エリアにいた敵はすべてヒット扱いになる点。「仲間とがっちり立てこもれば最強だぜ!」と、安易にならない工夫がされている。もちろん手榴弾・グレネードの使用は1回のゲームに3回までという制限もあるので、「どこの、どの場面で使用するか」が非常に重要となっている。 次は各種設備について紹介していく。 ■ 最大利用可能人数は70名の広々セーフティ! 作業台にショップ、男女別更衣室も完備 続いてセーフティエリアについて見ていく。広々としたセーフティエリアには黒の椅子とテーブル、ソファなどが並べられており、最大利用可能人数は70名。当日不足アイテムがあっても安心の各種物販コーナーはもちろん、マガジンウォーマー機能完備の修理用工具が並べられた作業台も用意されており、突発的なトラブル対応やメンテナンスも可能だ。 そのほか、シューティングレンジ、ロッカー、男女別の更衣室、個室トイレ、洗面所、自動販売機、電子レンジなど、サバゲーマーが「あってほしい」と思うものは一通り揃っている。 ちなみに、スタッフが駐在しているカウンターの奥には、カスタムされた銃や「BLKFOX」のグッズなどが展示されている。ガンラックにある銃は、スタッフの私物だという。 ■ フリーゲームは一部レンタルが無料! 別料金で蓄光BB弾を使用した次世代電動ガンも利用可 次にレンタル面だが、フリーゲームのみサバイバルゲームに最低限必要なレンタル品が無料になる。具体的には「電動ハンドガン(ハイキャパE ガバメントモデル)」「ロングマガジン(100連射マガジン)」「BBローダー」がセットになった「電動ハンドガンセット」や「ゴーグルマスク」が無料でレンタルでき、あとはBB弾を用意するだけですぐに遊ぶことができる。「会社帰りにちょっと遊んでいこう」というときにもうってつけだ。 なお、「電動ハンドガンセット」は店内で約30セットほど用意されており、大人数にも対応できる。サークルや会社などのイベントなど、まとまった団体での貸切にも対応してくれるのが強みのひとつだ。 ほかにもトレーサー付きの銃に蓄光BB弾1000発が付いた「弾が光る!」セットもレンタル可能。こちらは別途有料になるが、室内戦で蓄光BB弾を撃つのは非常に楽しいので、未体験の方はぜひ試してみてほしい。 ■ アクセスの良さは日本一!? ルームエントリーとクリアリングも練習できる本格CQBフィールド! 「駅を出ればすぐフィールド」というのが理想だが、様々な問題があり実際に東京都内で店を構えるのは非常に難しい。だからこそ、「BLKFOX」は非常に稀有なフィールドとなっている。広々とした地下に広がるゲームエリアは、まさに秘密基地のようだ。 本格的なキルハウスを意識したフィールド構成が面白く、初心者が楽しく撃ち合うのはもちろん、熟練者同士がルームエントリーとクリアリングを意識しながら戦うのにも最適となっている。また、前述した通り長物も活用しやすいので、スナイパーライフルやアサルトライフルにLMGなどを愛用されている方はインドアだからと遠慮せず、存分に試してみてほしい。 (C) 2018 BLKFOX AIRSOFT FIELD – 東京都福生市 福生駅目の前 大型インドアサバイバルゲームフィールド
HOBBY Watch,長戸勲
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