「立派な引き際」「シグナルは出ていた」自民議員は話すも市民は冷ややか「ずっと不信感つのってた」
RKB毎日放送
岸田総理が自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、福岡・佐賀を地盤とする自民党の国会議員からは、驚きの声と同時に、次の総裁候補の名前があがりました。一方、市民からは冷ややかな声も聞かれました。 【写真で見る】岸田総理が総裁選不出馬 福岡の反応は ■「驚きですね」「妥当なのかな」 岸田総理が14日に自民党総裁選「不出馬」を表明したことに福岡でも衝撃が広がりました。 福岡市で市民はー 「驚きですね」 「世論とか考えたら妥当なのかなと思います」 「政治資金とか政治資金パーティーとかあのへんとか、ずっと不信感募ってました」 ■鬼木誠議員「総理が一身に背負って責任を取ると言う形」 防衛副大臣として岸田総理を支える立場だった鬼木誠衆議院議員は「国民の信頼を回復するという意味でも英断をされた」と話します。 福岡2区 鬼木誠議員「出馬されるのではないかと思っていたので突然の不出馬宣言で驚いているところです。すべてをトータルして総理が一身に背負って責任を取ると言う形ですので、そういう意味では責任を取るというのはリーダーの大事な仕事なので立派な引き際になるのかなと感じております」 ■藤丸敏議員「シグナルは出ていた」 旧岸田派に所属していた藤丸敏衆議院議員は次の総裁選について同じ派閥だった林芳正官房長官と上川陽子外務大臣の名前を挙げています。 福岡7区 藤丸敏議員「7月の後半くらいには次の総裁選に出ないんじゃないかというシグナルは出ていた正直言って。我々は同じ考えを持つ研究会があるわけだから、岸田先生のあとは林芳正先生、それから名前が上がっている上川陽子先生とかに頑張ってもらいたい」 ■茂木幹事長を「ふさわしい」と話す 古川康議員 旧茂木派に所属していた古川康衆議院議員は岸田総理の不出馬で「出にくいと言われていた方のくびきが外れる」として茂木幹事長に期待する考えを示しました。 九州比例 古川康議員「茂木幹事長は、非常にそのリーダーとしてふさわしい力を持った方だなということは思っています。ただ全体の構図が見えていませんし、どういう方々がどういう政策の主張をされるのかということもありますので、そういった点も含めてしっかり見極めていきたいと思います」
■岸田総理は自らを「一兵卒」と表現 その岸田総理、不出馬会見の冒頭で今後の自らの立場について「一兵卒」と表現しました。 岸田総理「総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを一兵卒として支えていくことに徹して参ります」 これに対し、自民党の関係者はRKBの取材に対し「麻生太郎副総裁らが岸田総理に総裁を作る側に回るよう説得していた」と説明していて、岸田総理がそれを受け入れたとの見方を示しています。 解消されたはずの派閥の影響も見え隠れする中、来月行われる自民党の総裁選で福岡・佐賀選出の国会議員がどう動いていくのかにも注目が集まりそうです。
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