ルイ・ヴィトン水戸京成店 18年の歴史に幕 茨城県から撤退 愛用者ら「名残惜しい」
茨城県水戸市の京成百貨店に入る「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)水戸京成店」が25日、最後の営業日を迎え、約18年間の歴史に幕を下ろした。ブランド愛用者らからは惜しむ声が多く聞かれた。これにより、ルイ・ヴィトンは茨城県から撤退した。 この日、営業終了時間の間際になっても、買い物客が店の前に列を作った。店員は一人一人丁寧に接客し、「長い間ありがとうございました」などと見送った。国道50号に面した、きらびやかなショーウインドーを写真に収める通行人の姿も見られた。 10年ほど前から利用しているという水戸市の女性(63)は「このブランドが好きで通っていたので名残惜しい。リピート客も多かった」と話した。同県日立市の女性(53)も「閉店を聞いて記念に買おうと決めていた。(テナントの場所は)『京成の顔』なので、次もハイブランドが入ってほしい」と期待した。 同店は2006年3月にオープンし、約18年間にわたり百貨店の目玉として営業してきた。テナントの契約期間満了を理由に、今年9月に閉店を発表していた。
茨城新聞社