14歳でデビューし、モデル、女優として20年以上のキャリアを持つ榮倉さん。そんな榮倉さんが、昨年10月にアパレルブランドを立ち上げ、そのCEOになることを発表。「新しいお仕事スタイル」とは？ ＼榮倉奈々さん／ 1988年生まれ。14歳でデビューした後、モデル、女優として活躍。近年の出演作は、TBS系「テセウスの船」、「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズなど。2023年、アパレルブランド「newnow」をローンチ。新会社を創設し、CEOに就任。夫は俳優の賀来賢人さんで2児の母。

【商談の日】気持ちを引き締める黒スーツを味方に

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学校行事以外では選ぶことの少なかったジャケットも、今ではスタメンに。肩の落ちたフォルムで頑張りすぎないきちんと感が女性らしいシルエットに。ジャケット￥155,000〈参考価格〉パンツ￥85,000〈参考価格〉（ともにnewnow）ジレ￥168,300ミュールローファー￥135,300（ともにトッズ／トッズ・ジャパン）中に着たキャミソール／スタイリスト私物

【社内ミーティングの日】柔らかトーンの 組合わせで優しいムードに

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ブランドのメンバーとのミーティングでは、ニュアンスカラーの組合わせで柔らかさと親しみやすさも演出。TPOに合わせた服選びの楽しさを改めて今、実感しています。シャツ￥94,600パンツ￥152,900ミュール￥127,600（ともにトッズ／トッズ・ジャパン）

CEOとして踏み出した私の、「新しいお仕事スタイル」

女優の仕事は、現場に入るとすぐに衣装に着替えるため、20代半ばまでは自身の着こなしに拘ることもほとんどありませんでした。だから気を抜くと、上下スウェットになりがちで……（笑）。 でも今は、「私」を表現するファッションと向き合っています。昔から、ずっと好きなものが変わらず、クローゼットの中は、シンプルなデザインでカラーもブラックやネイビー、白、ベージュとベーシックなものがほとんど。ちゃんと作られた、背景を感じられる服たちは、ほとんどが10年選手です。 自身が立ち上げたブランド「newnow」も、細部まで丁寧な縫製にこだわり、シンプルだけど10年経っても色褪せない、「変わりつづける“今”を生きる服」をコンセプトにしています。 自分が心から“好き”と思える服が、クローゼットに1つ、2つと増える高揚感を、心から味わっています。 撮影／渞 忠之 スタイリスト／上杉美雪（SENSE OF HUMOUR）ヘア／KENICHI（SENSE OF HUMOUR）メーク／Yumi Endo（eight peace management）取材／坂本結香　 ※情報は2024年6月号掲載時のものです。