全国が注目する新銀行「青森みちのく銀行」発足まで2週間 初代頭取は「地域経済の底上げが新銀行の使命」 スケールメリットの期待の一方で懸念も
RAB青森放送
県内の貸出金の7割以上を占める「青森みちのく銀行」の発足まであと2週間、初代頭取は「地域経済の底上げが新銀行の使命」と抱負を述べました。 ★青森みちのく銀行頭取内定 青森銀行 石川啓太郎頭取 「おおよそ準備状況はほぼ整っている大きな問題はないというふうには認識はしているが、やはりそこは万全を期してしっかりと緊張感を持って準備を進めてまいりたい」 青森銀行とみちのく銀行が合併し1月1日に発足する「青森みちのく銀行」。 新銀行は県内の貸出金シェアが7割を超え独占禁止法の特例法が全国で初めて適用となります。 新しい公式キャラクターは「amipull(あみぷる)」。 青銀、みち銀と親会社・プロクレアの頭文字からその名が付けられ、新銀行の組織体制も決まりました。 石川頭取は合併について店舗の統廃合などの効率化に加え人材面の効果があると強調します。
★青森みちのく銀行頭取内定 青森銀行 石川啓太郎頭取 「合併によっていわゆる潤沢な厚い人員をわれわれは手にすることができる。これまでなかなか取り組むことができなかった分野や新しい分野に積極的に人材をもう一度投入・再配置することができる」 利用者は…。 ★利用者 「地元を活性化する産業興しを大いに支援して安い融資とか」 「ライバルでなくなるからな」 「こっちとあっちで比べてみんな住宅ローンでも組みますよね 私も商売していてそれがなくなるからどうなるんだろう」 スケールメリットの期待の一方で懸念もあることに知事は… ★宮下知事 「独占企業体になるので貸し渋りとかそういうことがないようにしてほしい。金融と行政も1つ大きなパートナーだと思っています。ぜひ県政とも協力・連携して県民の皆様のために良い経済を作っていきたい」 石川頭取は地域経済の底上げや海外への販路開拓支援などに力を入れるとしています。 ★青森みちのく銀行頭取内定 青森銀行 石川啓太郎頭取 「地域の経済をいかに底上げをしていくか底上げに資するかというのがわれわれの新銀行の地域に対する使命の大きなところ」 「1県1行ということでは地元のお客様の海外への展開をどのようなかたちで支援していけば良いかなど、地域の大きな課題である人口減少問題など例えば脱炭素問題への取り組みなど大きな問題にも行政と連携しながら取り組んでいくことができれば」 全国が注目する新銀行。 発足に伴う準備のため青銀・みち銀は31日から来月4日までATMを含む全てのオンラインサービスを休止するため早めの取り引きを呼びかけています。