石井竜也が明かす、名曲「浪漫飛行」制作エピソード「恋人同士の曲だと捉えている方が多いんですけども…」
ディスコ&ダンスミュージックを音楽的ルーツに持つアーティストの石井竜也がパーソナリティを務める音楽プログラム「SGC presents 石井竜也 GOLDEN MUSIC」。彼自身の青春時代に全盛期を迎えたディスコミュージックのほか、シティポップ、歌謡曲、AORなど洋邦のゴールデンな名曲の数々を、その当時のエピソードトークを交えてお届けします。 3月24日(日)と31日(日)の放送では、3月13日(水)にJET STREAMラウンジにて開催された、「トーク&ライブ公開収録」の模様をお届け。この記事では、「浪漫飛行」の制作秘話、ライブで大切にしていることについて語った3月31日(日)放送の模様を紹介します。
◆“揺るがない価値”を持つ番組を目指す
3月13日(水)、「SGC presents 石井竜也 GOLDEN MUSIC」では、番組初となる公開収録イベントが開催されました。前回に引き続き、石井のトークパートを紹介します。 イベントでは、石井が番組に込めた思いを話す場面がありました。面白く、かつ真摯に音楽と向き合う番組にしたいと語る石井は、「俺にとって“金(きん)”だなと思うコーナーを作りました。思い入れのある曲がいっぱいあるので、そういうものをいっぱい聴いてもらいたいなと思って流しています」と明かします。 ディスコミュージック、シティポップ、歌謡曲といった、どこか“懐かしさ”を感じさせる音楽を石井が選曲するのも番組の特徴の1つです。「ディスコが流行った時代って、名曲もマイケル・ジャクソン、マドンナといった天才たちもいっぱい生まれてきたんですよね。それがいまだにスクラッチやヒップホップをやっている人たちに継承されている流れがあるから、あの時代はけっこう大事だったんじゃないかなと思います」と石井は述べます。 当時のディスコは、現在のクラブとはまた違った趣がありました。「カッコよく踊っている人がいたりすると、それを観た人たちが真似しだしたりするんですよ。しかもその頃のディスコって鏡張りだったので、踊っている自分自身の姿を見ているわけです(笑)。それを見て悦に入る、不思議な空間でした」と石井は振り返りました。 激動の時代で生きるなか、石井は「継承すること」と「変わらないこと」の重要性に触れます。戦争によって貨幣価値が揺らぐなか、崩れない金の価値を挙げた石井。「この番組も、金のように“価値が変わらない番組”にしていきたいですね」と意欲を見せました。