小学4年生の女子児童がごみ収集車にはねられ死亡した事故の裁判 被告に禁錮2年6カ月を求刑 静岡地裁浜松支部
5月浜松市で小学4年生の女子児童が、ごみ収集車にはねられ死亡した事故の裁判で、検察は被告の男に対し禁錮2年6カ月を求刑しました。 無職の被告(60)は5月、浜松市浜名区新原でごみ収集車を運転中、自転車で横断歩道を渡っていた小学4年生の女子児童をはね、死亡させた罪に問われています。 8日午後静岡地裁浜松支部で開かれた初公判で、被告は「間違っていないです」と起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は「被告は横断歩道を認識していたにも関わらず、遠方を見て運転していた」と指摘。 「職業運転手でありながら前方注意を怠り、衝突するまで 気が付かなかった過失は重大」として、被告に禁錮2年6カ月を求刑しました。 一方、弁護側は「釈放後に毎日現場で手を合わせるなど 真摯(しんし)に反省している」として、執行猶予付きの判決を求めました。 被告は「一生背負って生きていきます。本当に申し訳ない。」と述べました。 判決は28日に言い渡されます。