【KNOCK OUT】龍聖、アルゼンチンの”破壊マシーン”と初の世界王座争う、その強さとは=12.30
12月30日(月)横浜武道館で開催されるキックボクシング大会『K.O CLIMAX 2024』のカード発表会見が27 日行われ[ISKA世界スーパーフェザー級(59kg/K-1ルール)王者決定戦(3分5R)]として、前KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(23=Team KNOCK OUT)が初の世界王座に挑む。 相手は36勝(26KO)2敗と高いKO率を誇る2冠王者ブライアン・ガビオ(23=アルゼンチン)。映像を見ると、一撃KO、そして相手を煽りまくり謎のポーズを繰り出すなど、龍聖と似た、身体能力が高いヤンチャタイプのようだ。 【フォト&動画】アルゼンチンの倒し屋が一撃KO!謎のポーズを決めニヤリ 龍聖は、17戦無敗(11KO)のKNOCK OUTエースだったが、今年6月、階級上のKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座に挑戦すると、同ライト級王者の久井大夢に2度のダウンを奪われ判定負けした。 龍聖は会見でISKAベルトについて「魔裟斗さんや武尊選手も持っていたので、やってみたい」としつつも「欲しいのは、あの小僧が持ってる黒いベルト」と久井に持ち去られたベルトを見据える。 また、SNSで煽り合っていた前K-1フェザー級王者・軍司泰斗とも「場所があるんだったら全然やりたい、来年やろう」とこちらも雌雄をつけたいとする。 しかし今回の相手ガビオは強敵。龍聖自身も「ゴリゴリ詰めてくるけど早い。(昨年12月に龍聖がKOした)ファク・スアレスの上位互換。右のフックとローに気をつけたい」と右の強攻撃を警戒する。 久井にダウンを奪われた教訓をもとに「攻撃はもらっちゃいけない。この半年、ディフェンスや距離感を重点的に戻してきた」と守備強化し「倒せると思う、左ハイかな」と得意のフィニッシュ技で決める。 このガビオ、公式資料によると36勝(26KO)2敗の好戦績。右のフック、右ロー、右ヒザ、右ハイキックと、とにかく右の攻撃で一撃KOの山を築いている破壊マシーンだ。 南米の格闘技団体『メインイベント』と『ガラ』のいずれも63㎏王者で、今回の59kgより体重は上である。 龍聖と同い年の23歳で、KOで倒した後は相手や会場を煽り、片膝でひざまずいては右手を翼のように広げ笑う、決めポーズするヤンチャ系。 スピードのある連打、強打を持ちつつ、相手をしっかりと観察し空いた所にすかさずぶち込むファイトスタイルも、心なしか龍聖に似ているようだ。 龍聖は来年、久井戦や軍司戦を見据えるが、この強敵に勝利し世界王座を獲得することが出来るか。