中畑清氏 渡辺恒雄さん死去に「大切な方亡くした」 忘れられない「丁寧な断り方」
◇渡辺恒雄氏死去 巨人OB会長の中畑清氏(スポニチ本紙評論家)は「(故人が)副社長時代からお世話になってきた。人生の転機にはいつも相談させてもらってね。恩人。大切な方を亡くしました」と声を詰まらせた。 忘れられない思い出がある。ある時、渡辺氏から「覚えときなさいよ。丁寧な断り方がある。女房を同伴して断りに行くんだ」と教えられたという。 その後、渡辺氏から政界入りを勧められた際に実践。仁美夫人を連れて読売本社の執務室を訪れると、故人は「参った」と言って笑い、エレベーターまで送ってくれたという。 再度出馬を勧められた2010年の参院選は断り切れず、たちあがれ日本から立候補して落選。「私は落ちたけど、比例区で党が1議席獲得したから少しは恩返しできたかな。いい勉強をさせてもらった」と故人への感謝の思いを口にした。