ポケモン列車、再び のと鉄道、9月から児童が乗車体験
●マイレール意識醸成、元気も届ける 人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターを描いた「ポケモン列車」が好評を得ている、のと鉄道(穴水町)は、現在運行中の夏休み特別号に続く車両の活用策として9月から児童乗車体験に利用する。のと鉄道利用促進協議会を構成する七尾、輪島、珠洲、穴水、能登の5市町の幼稚園や保育園などを対象とし、人気キャラクターの力を借りて園児にマイレール意識を育んでもらう。 ポケモン列車は車体の内外にピカチュウやルカリオなど、人気キャラクターが描かれている。能登半島地震の被災地の子どもたちに元気をもたらしたいと、ポケモン・ウィズ・ユー財団(東京)の協力を受けて運行している。 のと鉄道では8月1日から9月1日まで、ポケモン列車で「夏休み特別号」などを1日2往復運行する。同社によると、旧盆期間中は夏休み特別号に乗車を希望する客が、出発1時間前から長い列をつくる人気ぶりを見せた。 児童乗車体験へのポケモン列車の利用は、夏休み特別号の運行を終えた後の活用策第2弾で、貸し切り車両として使用する。 ●11月29日まで 運行期間は9月2日~11月29日で、土日祝日と水曜日は運休する。和倉温泉駅発着と穴水駅発着があり、運行希望日の2週間前までにのと鉄道旅行センターに申し込む必要がある。 中田哲也社長は「子どもたちがポケモン列車を通じてのと鉄道に親しんでもらい、これからの利用につなげたい」と話した。