「『接種したらウイルスをばらまく』はデマ」名古屋市で導入率1%未満の新しいコロナワクチンを解説
医療現場からは「需要があるか心配」の声も
ワクチン接種の医療現場はどう考えているのか、レプリコンワクチンの導入を見送った「柊みみはなのどクリニック」の内藤孝司先生に聞きました。 内藤先生によると、「ほかのワクチンより効果が長いと聞くので興味はある」としつつ、「Meiji Seika ファルマのレプリコンワクチンは1瓶で16回接種ができるが、開封後は一気に使い切る必要がある。世間でネガティブなイメージが広がっている中、需要があるかどうか心配」という理由で、今回は導入しなかったそうです。内藤先生は「今後の評価を気にしながら導入を検討したい」としています。
ここまで聞くと不安が残るかもしれませんが、厚生労働省が10月24日に発表した統計によると、新型コロナが5類に移行した2023年5月から1年間の新型コロナによる死亡者数は3万2567人と、インフルエンザで亡くなった人の約15倍です。特に高齢者や基礎疾患がある人は重症化と死亡のリスクが高くなります。 柵木会長は「ワクチンを打つメリットやデメリット、またワクチンの種類ごとの特徴を知った上で自分を守るための最善の方法を選んでほしい」と話していました。
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