キャデラック初のEVはテスラ充電器を利用可能
(写真:レスポンス)
キャデラックは、ブランド初のEVで電動SUVの『リリック』(Cadillac Lyriq)の新グレードを、広州モーターショー2023で初公開した。 新グレードは後輪駆動の「スタンダードレンジ・ラグジュアリー」だ。モーターは最大出力340hp、最大トルク44.9kgmを発生する。動力性能は、0~100 km/h加速が5.9秒だ。新グレードは、魅力的な乗り心地と応答性の高いハンドリングが特長、と自負する。 1回の充電での航続は、最大502km(CLTCサイクル)100km走行あたりのエネルギー消費量は14.4kWに抑えた。急速充電を利用すれば、バッテリー容量の20%から80%まで、約33分で充電できる。また、中国では、テスラの急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」が、年内から利用できることも発表された。 電動ドライビングエクスペリエンスをコントロールするため、「ワンペダルドライビング」と新世代のGM独自の回生ブレーキシステムの「バリアブル・リジェン・オン・デマンド」テクノロジーを採用する。キャデラックの新しい回生ブレーキシステムにより、ドライバーは、ステアリングホイールに備わる感圧パドルを使って、どれくらいのスピードで減速し、完全に停止するのかを制御できる。いずれのテクノロジーも、回生ブレーキを利用して、EVの走行効率を高めている。 リリックには、キャデラックの最新デザイン言語を導入する。フロントには、ブラック仕上げのクリスタルグリルを装着した。スリムなLEDヘッドライトは縦に長い垂直デザインで、キャデラックによると自動車業界初という。
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レスポンス 森脇稔