短時間でゴール目指した小川航基「2トップというプランはなかったか」試合後に名波コーチと反省会も
[10.15 W杯最終予選 日本 1-1 オーストラリア 埼玉] わずかな時間のなかで、担ったタスクを遂行した。日本代表FW小川航基(NEC)は1-1で迎えた後半38分からプレー。「(森保一監督からは)相手に3ポイントを渡さないところは絶対というのと、名波(浩コーチ)さんからは点を決めてこいという言葉をもらった」と指示を明かした。 【写真】伊東純也ら欧州組9選手の秋冬コーデに大反響「黒髪もステキ」「これはずるい」「まじ俳優レベル」 オランダ・エールディビジで戦う力強さを垣間見せた。屈強なオーストラリア代表にもフィジカルで負けない。後半アディショナルタイム4分過ぎには右サイドで溜めを作り、MF三笘薫の突破を手助けした。「ああいうところでしっかりと収めて前にボールを供給していくところが自分のやるべきところ」。短い時間ながら、たしかな手応えを掴んでいた。 得点を取るためのイメージを巡らせていた。小川投入時は試合終盤でオープンな展開に突入しており、「クロスとかどんどん入っていた時間帯だった。僕自身が点でヘディングで合わせるのが得意。イメージはすごく持って入った」(小川)。しかし、相手も勝ち点を取るために堅守を構築。その牙城を崩すことはできなかった。 試合後には名波コーチと話し込んだ。プロキャリアをスタートさせたジュビロ磐田時代の指揮官と互いの意見をすり合わせた。 「自分が入って2トップという形もあるかなと。もし2トップだったら、クロスに対してCBが2枚にFWが2枚いるので、CBが混乱するかなと僕自身感じていた。2トップというプランはなかったかというような聞き方をした」 ストライカーとして得点ができなかったことには悔しさをにじませつつ、すでに前を向く。「取れそうだったところもあるけど、それは全部結果論でしかない。しっかりと課題に向き合って、持っている意見をすり合わせて、よりいいものを構築していければ」。課題を咀嚼しながら、次戦の栄養にするつもりだ。