シュトゥットガルトに大敗のドルトムント、シャヒン新監督に早くも逆風?チーム内から采配に疑問の声と報道
今季からボルシア・ドルトムントを率いるヌリ・シャヒン監督に早くも逆風が吹き始めているようだ。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。 【順位】シャヒン新体制のドルトムントは何位? 公式戦負けなしで順調なスタートを切っていたシャヒン新体制のドルトムントは22日に行われたブンデスリーガ第4節でシュトゥットガルトと対戦。前半には2失点、後半には3失点喫し、1-5で大敗したことについて、『ビルト』は「最悪の屈辱だ!」と表現した。 続けて同紙はチーム内からはすでにシャヒン監督の戦術や采配に疑問を抱く声も聞こえてくることを指摘。その中、特に問題視されるのはここ最近のMFマルセル・ザビッツァーの起用法の模様。「マルセル・サビッツァーは水曜の(3-0で勝ったチャンピオンズリーグ)クラブ・ブルッヘ戦後にそれについて不満を漏らし、Wボランチの一角としてより力強いプレーを見せてきたのにも関わらず、監督はなぜこのオーストリア人選手を右ウィングに置くのだろうか?」と疑問符が投げかけられているようだ。 また、『ビルト』曰く同監督のほかの判断も不思議がられているとのこと。シュトゥットガルト戦でのDFニコ・シュロッターベックの左SB起用、マクシミリアン・バイアーやジュリアン・デュランビルら若手FWを投入しなかったこと、さらにエムレ・ジャンではなくフェリックス・ヌメチャを先発起用したことにも理解が示されなかったという。 なお同紙は番記者の別記事で、昨季エディン・テルジッチ前監督の下でのブンデスリーガ上位チーム相手の成績に注目。レヴァークーゼンやシュトゥットガルト、バイエルン・ミュンヘンやRBライプツィヒとのリーグ戦合計8試合のうち当時クライシスに陥っていたバイエルンとのアウェーマッチにしか勝てなかったことを指摘し、シャヒン監督に来月2日のライプツィヒ戦に向けて「布陣のカオスを終えるべき」と求めた。