河野太郎氏、裏金問題に「党内でも返還すべきだと議論されていた」「なぜか最終的にそうならなかった」 どこに返納するのかの質問に「国に戻せばいい」
12人が出馬の意思があると候補者乱立が取り沙汰されている自民党総裁選。各候補に問われている裏金議員に対しての処遇について河野太郎デジタル担当大臣が語った。 【映像】19歳、若い頃の河野大臣(写真あり) 裏金事件に関わった議員は全額返還すべきだという声があがる中、河野氏はどう考えているのか。「最初から私は『返還すべきだ』と言ってきた」と明言。「(12月に裏金疑惑が浮上し)2月に高松視察をした時の会見でも『けじめをつけて前へ進むべきだ』と言って、党内でも返還するべきだという議論が実際にされていた。ただ、なぜか最終的にそうなりませんでしたが」としつつ「法律的には書類の訂正で終わった。捜査当局的にはそれで決着ということなのかもしれない」と語った。 「本来、記載をしていなかった問題が、裏金問題とそしりを受けているのだったら、一部に税金分を払ったらいいのではないかという議論もあった。しかし税金分などと言わずに、不記載になった金額をそのまま手元から離す、それでけじめをつけて前へ進むということが一番理解されやすい。それを当時から主張してきたが、当時は所管外だったからあまり取り上げられなかった」 実際に裏金議員に返還を求めた際、どこに返還されるのか。「それは二次的な話で、国に戻せばいいのではないかと思う。やると決めたらどこへ戻すか、どうやるかは技術的な話ですから。決めればいいだけの話」とした。 この発言に対し、宮崎謙介元衆議院議員は「この問題は国民からの理解が得られるかが一番のポイント」と前置きしつつ「司法が入って議員に処罰を下したが、国民が納得していないとなったら、“国庫への返納”はある一定の納得感はあると思う」と意見。「安倍派の反発があるのではないかとの声があるが、(安倍派議員に)個別に聞いてみると、そもそも違法性に気付いていなかった人と、そうせざるを得なかった人たちがいる中で、これはすごく納得感がある。安倍派の多くが、返納して許されるのだったらそうさせてもらいたいという声もあるので、非常に妥当、的確なやり方だと思う」と河野氏の考えに賛同した。 (『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部