石川梨華さん(39歳)「モーニング娘。時代は辻ちゃん加護ちゃんに小姑と思われていたかも」!?|美ST
「ごくごく普通の、横須賀の女の子でした」とはにかみながら語る石川梨華さん。ごく普通の女の子はテレビで歌って踊るモーニング娘。に憧れ、一念発起でオーディション番組に応募。デビューを勝ち取り、時代の象徴とも呼べる大人気グループへ飛び込みました。当時は弱冠15歳。年下の同期の指導役として苦労したり、休む間もないスケジュールをこなす経験を通じて、今ようやく「もっと甘えてもいい」と思えるようになったと語ります。あれから24年、改めて石川さんにモーニング娘。時代のエピソードを振り返っていただきました。 【写真あり】モーニング娘。時代から変わらず可愛すぎ...石川梨華さん
芸能人になりたかったんじゃなくて、モーニング娘。になりたかったんです
芸能界への憧れはありませんでした。でもテレビは大好きで、デビューのきっかけになったオーディション番組「ASAYAN」も毎週観ていて、モーニング娘。もファン目線で応援していたんです。初期メンバーの福田明日香ちゃんは同い年だし、親近感があって。 でもあの頃のモーニング娘。の曲はどことなくセクシーというか、お姉さんなイメージ。「Memory 青春の光」とか、「抱いてHOLD ON ME!」とか。それがごっつぁん(後藤真希さん)が加入して、「LOVEマシーン」を聴いた時にはもう衝撃!私よりひとつ年下で金髪の派手なごっつぁんにも驚いたんですが、何より「LOVEマシーン」には夢中になりました。あんなに面白くて、ハッピーな気持ちにさせてくれて、みんなを元気にしてくれる曲、聴いたことがありませんでした。その時強く思ったんです。私もあの向こう側に行って、モーニング娘。と一緒に踊りたい!って。
オーディション応募も母親には「絶対に受かるわけない」と言われ続けて
ごっつぁんが加入して2カ月ほど経った頃、「ASAYAN」でモーニング娘。の4期メンバーの募集が告知されたんです。当時は中学生でした。後にも先にもオーディションというものに応募したのはあの時だけです。両親の反応ですか?「絶対受かるはずない!もっと可愛くて、もっと歌上手い子はいくらでもいるんだから!」って母に言われてました(笑)。 確かに私、歌もダンスもやったことがなかったんです。体を動かすことと言えば、中学校の部活でソフトテニスくらい。歌だって、仲良しの子とカラオケに行くくらいだったんです。性格は引っ込み思案で地味なタイプなので、両親は内心私がアイドルのオーディションに応募しただなんて、驚いていたんじゃないかな。だけど反対は全くされませんでしたね。私の好きなようにさせてくれました。 オーディションを勝ち進んでいっても、結局最後まで母は「絶対に受かるはずない!」の一点張りで、「やってみなきゃわかんないんだから、受からないなんて言わないで!」とよくケンカしました。 後になって聞いたんですが、本当に落ちてしまった時にショックを受けてほしくなかったからだそうです。私、かなり負けず嫌いだったりするので、「そんなに言うなら受かってやる!」って闘志が湧いたのは事実。母は私のこと、よくわかってたんだなと改めて思いました。「その子に合った子育てを」という気持ちを強くしたエピソードのひとつですね。