尹大統領の拘束 軍人など200人が「人間の壁」で阻止
【ソウル、果川聯合ニュース】韓国の独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」の関係者は3日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する拘束令状の執行が不首尾に終わったことについて、大統領公邸の200メートル前まで接近したが、バスや乗用車など10台以上の車両で封鎖されていた上、警護担当の軍人や大統領警護処の関係者約200人が幾重にも壁を作っており、到底入ることができない状況だったと明らかにした。 この関係者によると、公邸に接近できるよう協議が行われ、検事3人が公邸前まで向かったが、公捜処側の関係者よりはるかに多い人数が集まっており、安全上の懸念が大きく執行を見送った。この過程で大小のもみ合いもあったという。 公捜処はこの日午前8時ごろ、警察の支援を受けてソウルの大統領公邸に入り、拘束令状の執行に乗り出したが、大統領警護処に阻止され、尹大統領の身柄を確保できないまま午後1時半ごろに執行を中止した。
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