金正恩氏とプーチン氏は6月に平壌で会談した＝（朝鮮中央通信＝聯合ニュース）≪転載・転用禁止≫

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）がロシアのプーチン大統領に新年に向けた祝賀書簡を送り、「2025年はロシアの軍隊と人民が新ナチズムに打ち勝ち、偉大な勝利を成し遂げる21世紀戦勝の元年として記録されるだろう」と述べた。朝鮮中央通信が31日、報じた。 　同通信は、金正恩氏が書簡でロシア国民やロシア軍の全ての将兵に対し「自身（金正恩氏）と共和国（北朝鮮）全体の武力将兵の名で熱烈な祝福のあいさつを送った」とし、両国間の包括的戦略パートナーシップをさらに堅固にする用意を表明したと伝えた。金氏が「共和国の武力将兵」を別途に言及し、新年を「21世紀戦勝の元年になる」と規定したのは北朝鮮のロシア派兵をはじめとする両国の軍事協力を持続させるという意味とみられる。 　金正恩氏は今年6月、平壌を訪問したプーチン氏と軍事、経済、社会、文化などさまざまな分野で緊密に連携する包括的戦略パートナーシップ条約を締結した。先月は約1万1000人の兵士をロシアに派遣するなど協力を加速させている。 　プーチン氏は今月17日に金正恩氏宛てに年賀状を送り、「現時代の脅威と挑戦に対処するための努力をさらに一致させていくと確信している」と期待を示した。