失点までの24秒 英メディアが指摘するアーセナルの“甘さ”と大舞台で露見した経験不足
枠内シュートは0
22日、CLラウンド16ファーストレグでアーセナルはアウェイでポルトと対戦。後半アディショナルタイムに失点を喫してしまい、0-1で敗れた。 直近5試合で21得点と好調を維持していたアーセナル。しかし、この試合では、ポルトのコンパクトかつ組織的な守備に苦しめられ、枠内シュートは0に抑えられた。英『The Athletic』はアーセナルの選手のチャンピオンズリーグの経験不足を指摘している。 「このレベルでの経験不足を考えると、ミケル・アルテタ率いるチームにとって、勉強になる夜だった。そして、残念なことに学びの瞬間は特に痛みを伴うレッスンとなった。先発メンバーのうち、10人がチャンピオンズリーグのノックアウトステージでプレイするのは初。MFカイ・ハフェルツだけが、このような大規模な試合に出場したことがあった。対照的に、ポルトは40歳のペペを起用し、経験豊富なメンバーを揃えていた」 後半アディショナルタイムで痛恨の失点となったアーセナル。失点に至るまでの24秒の間に、アーセナルは3度ポゼッションを失った。カウンターを狙ったFWガブリエル・マルティネッリのパスがインターセプトされたことが直接的なきっかけとなり、ポルトに劇的な決勝点を与えてしまった。チャンピオンズリーグのような大舞台では一瞬の“甘さ”が致命的なものになることをアーセナルは痛感したのだ。同メディアは、アルテタの後悔の言葉を伝えている。 「あの場所で3回もボールを手放すことはやってはいけないことだ。94分間であの場面以外は決して甘さがあったわけではない。しかし、(たった一度の甘さが)結果に大きな影響を与えたのは事実だ」 ショッキングな敗戦となってしまったアーセナル。セカンドレグは3月12日と1カ月弱の時間がある。プレミアリーグも終盤戦に差し掛かろうとしているなか、ベスト8進出に向けて立て直しを図れるか注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部