「積み上げた経験値を力に変えていく」カープ・内田湘大が二軍で感じた意識の変化
新井貴浩監督のもと2年目を迎えたカープは、レギュラーシーズンを4位で終えた。シーズン最終戦で一軍昇格をつかんだ若鯉たちが存在感を見せた。ここでは、最終戦で初スタメンを果たした内田湘大の言葉を紹介する。 【写真】野村祐輔の引退会見にサプライズで登場した、広陵高OBメンバー 今シーズン最終戦で、プロ初出場・初スタメンを果たした内田湘大。初打席ではプロ初ヒットを放ち、スタジアムを埋め尽くす満員のカープファンを大いに盛り上げた。二軍での鍛錬が実を結んだ瞬間でもあった。 2023年シーズンは二軍でチーム2位タイとなる87試合に出場し、プロ2年目のシーズンも、着実に経験値を積み重ねている。9月、大野練習場に姿を現した内田に打撃への意識について尋ねると、 「今意識しているのは間合いと脱力」という答えが返ってきた。 新井良太二軍打撃コーチの指導のもとで取り組む打撃への試みに、徐々に手応えも感じていると語る。 「自分でもしっくりきていますし、数字にも少しずつ結果として現れている。このまま続けていきたいと思っています。今は新しいことに取り組むよりも、今やっていることをより意識したい」 目指すは『一軍でのホームラン』だ。 「それをずっと目標にしてきました。そこは変わらず目標にしています。そのためには、まずは二軍で結果を残さなければならないとも思っています」 初の一軍舞台ではホームランとはなからなかったが、目標に向かうコーチと二人三脚の挑戦は続いていく。
広島アスリートマガジン編集部