今、ノリに乗ってる建築家による「水庭」を存分に楽しめるオーベルジュ
さて、なぜこの「水庭」を訪れたのかと申しますと、実はこの「水庭」を擁するオーベルジュ「那須 無垢の音」がリニューアルオープンされたというお知らせをいただいたから。「水庭」を散策できるのみならず、レストランでフレンチのコースをいただき、14棟しかないスイートヴィラに宿泊できるなんて……そりゃ食いしん坊魂に火がつきます。
この日のディナーは、「アミューズブーシュ」から始まり、「フェンネルと縞鯵のマリネ」、「鮑のポワレ グリーンアスパラのグリル 鮑の肝ソース」、「白甘鯛の松笠焼き 山菜と芹 菊のスープ」、お口直しに「ブラッドオレンジのグラニテ」、メインとして「とちぎ和牛フィレのロースト 黒トリュフとソースヴァンルージュ」、デザートに「黒胡麻ムースと黒羽茶のアイス 熟成本みりんのソース」と「小菓子」というメニュー。
那須と言えば、牛乳やチーズ、新鮮な野菜など食材の産地としても知られていますが、「千本松牧場」のミルクやヨーグルト、仔牛の肉、「今牧場」の山羊チーズ、「稲見商店」の那須御用卵などは、どれも生産者とのつながりを大切にする料理長の千葉拓海氏が選り抜いたそう。旬の食材の美味しさを存分に引き立てる洗練されたコースに大満足です。
さて、お腹も満たされたことですし、そろそろヴィラへ向かうとしますか。「那須 無垢の音」には、約68㎡の室内と14㎡のテラスからなるスイートヴィラが全14棟(内1棟にコネクティングルームがあるため全15室)。室内には施設名にもあるように無垢材がふんだんに使われ、「水庭」を始め、緑豊かな森がすぐそこまで迫っています。 広々したテラスや半露天風呂からは小川のせせらぎが聞こえてくるような……大自然と調和した心地よい空間です。
今後は、よりカジュアルに「水庭」を楽しめるB&Bも7月にオープン予定だとか。20室のツインルームがある宿泊棟に軽食やコーヒー、アルコールを楽しめる「カフェテラス」も併設するというから楽しみです。