堂本印象のふすま絵に国重文「孔雀明王像」 京都・智積院で特別公開
秋の京都非公開文化財特別公開(京都古文化保存協会主催、朝日新聞社特別協力)に参加する真言宗智山(ちさん)派総本山・智積院(ちしゃくいん)(京都市東山区)で、国重要文化財の「孔雀(くじゃく)明王像」が特別公開されている。 【写真】堂本印象の「婦女喫茶図」も見ることができる=2024年11月23日、京都市東山区、清水謙司撮影 華麗な彩色が印象的な孔雀明王像は、様々な災難をはらう密教の「孔雀経法」の本尊として信仰されている。通常は非公開で、賓客を迎える建物「宸殿(しんでん)」で公開している。 京都画壇の巨匠・堂本印象が、洋装と和装の女性がお茶を楽しむ姿を描いた「婦女喫茶図」も鑑賞できるほか、長谷川等伯一門による国宝障壁画などを展示する宝物館も見学できる。 12月8日まで。大人1千円、中高生500円。問い合わせは協会(075・451・3313)。(清水謙司)
朝日新聞社