【ウインターカップ2024】大阪薫英女学院の幡出麗実&三輪美良々「全員の思いを背負って40分間戦い抜きます」
今年の大阪薫英女学院は1、2年生がずらりとスタメンに名を連ねる下級生チーム。それでも「コートに立てば学年は関係ない」と理解し、チーム全員の思いを背負ってプレーする。幡出麗実と三輪美良々はいずれも2年生。それでも幡出はチームリーダー役を任され、三輪は昨年から先発を任される攻守の要として責任感を持ってチームを引っ張る。そんな彼女たちにウインターカップへの意気込みを聞いた。
「自分の理想とする『チームを勝たせられる選手』に」
──まずは幡出選手から自己紹介を、そしてどんな人かは三輪選手から紹介してください。 幡出 シューターの幡出麗実です。神奈川出身ですが中学は愛知に引っ越して、弥富北で中2の全中でベスト8、中3の全中でベスト16です。 三輪 武器が3ポイントシュートで、前が空いたらすぐに打って決めきる力があります。3ポイントシュートが警戒されたらドライブでも点が取れます。普段はぼーっとしてると言うかマイペースですが、バスケとなると切り替えがすごくて、とにかくプライベートとバスケのキャラが違いすぎます。 幡出 確かに日常では「変わってる」とよく言われますね。AB型だからかな……。 ──次は三輪選手でお願いします。 三輪 愛知県出身の三輪美良々です。中3で大阪に引っ越しましたが、中学での実績はあまりありません。でもウインターカップとかを見て強豪校に行きたい気持ちがあって、中2で薫英の練習見学をした時に、練習中もにぎやかな感じで全員が笑顔でやっている感じがあって、楽しくて厳しいチームに行きたかったので、薫英に行くことを決めました。 幡出 ゴール下で力強く攻めたり、チームの状況が悪い時に点を取り続けてくれる頼もしいセンターです。コートの外に出るとまた全然違って、なんか歌がすごく上手いんですよ。 三輪 得意なんですかね。自分では別に……。好きなのはあいみょんです(笑)。 ──幡出選手は2年生ながらキャプテンをやることになって、でも上手くいかないことも多くてたくさん悩んだと思います。どんな1年間を過ごしてきましたか。 幡出 2年生でキャプテンをやることもだし、私のバスケ人生で初めてのキャプテンなので、「強豪チームのキャプテンをやる」と言っても何をすればいいのか全然分かりませんでした。それでもやっていくうちに少しずつ分かってきたこともあって、3ポイントシュートを決めるだけじゃなく声を出してチームを引っ張っていくこと、コートの外でも常に周りを見て、自分よりみんなのことを優先して考えることを意識するようになって、だんだん成長してきたと思います。 ──三輪選手は去年から試合に出ています。今のチーム内での立ち位置は? 三輪 私は去年からスタートで出させてもらっているので、その責任があります。新チームになってから、コートの中では自分がチームを引っ張る存在にならなきゃいけないと感じていて、去年も自分がチームを負けさせてしまった試合がいくつもあって、その悔しさから自分の持ち味、身長を生かしたリバウンドとかインサイドプレーをもっと高めていかなきゃいけないと思っていたんですが、ケガや病気もあって悔しい思いをしてきました。ウインターカップではその分まで、自分の理想とするチームを勝たせられる選手に近付きたいです。