【ガールズケイリン】2度の大けがを乗り越え大舞台に復帰…ガールズグランプリ出場選手紹介〈5〉石井貴子
◆ガールズグランプリ(12月29日、静岡競輪場)出場選手紹介=5= 今年のガールズケイリンNO1を決める「ガールズグランプリ2024」が29日、静岡競輪場で開催される。スポーツ報知WEBでは連日、出場選手を紹介する。 第5回目は石井貴子(34)=千葉・106期=。 2度の大ケガを乗り越えて、4年ぶりの大舞台に帰ってきた。6月岸和田「パールカップ」で、GI初出場初V。過去の実績から考えれば、優勝したのは決して不思議ではなかったが、そこまでの道のりがあまりにも険しかった。21年5月京王閣「ガールズケイリンコレクション」で落車、鎖骨、肋骨、ほお骨を骨折。さらに昨年4月には練習中に落車して肩甲骨、肋骨、鎖骨を骨折。「もう走れないかも」と、不安に襲われた時期もあった。 昨夏の西武園「アルテミス賞」。ファン投票の期間中は欠場が続いていたが、復帰を待つ多くの票を集め、帰る場所があると気づいた。そこから持ち前の強い精神力で本来のパワーとスピードを取り戻し、トップに返り咲いた。過去のグランプリでは18、19年と2年連続準Vに泣いたことも。今年は、勝ってうれし涙を流したい。 ◆石井 貴子(いしい・たかこ)1990年2月17日、岐阜・美濃加茂市生まれ。早大卒。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)106期生(女子3期)の卒業記念クイーンに輝き、2014年5月デビュー。今年6月「パールカップ」で初タイトル。ガールズGP出場は4年ぶり5度目。163センチ、60キロ、太もも58センチ。血液型O。
報知新聞社