【本編1】逆風にさらされながら「738票差」で議席死守…富山1区で5選果たした自民・前職 田畑氏の戦い「政治とカネ」批判の中の戦い【ドキュメント】衆議院選挙
政治不信を招いたとして自民党富山市連は田畑氏に対し、異例の厳重注意を行いました。 ■賛否ある中、現職優先の田畑氏公認で決着… 記者「ご入金パーティーについてご説明していただけないですか」 田畑「あらためて報道のみなさんにしっかりご説明したいと思いますので」 厳重注意から2日後、一連の問題を受けて田畑氏は記者会見を開きました。 田畑氏「まず今回の未熟な判断に対してまして、お詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」 記者の質問に具体的な経緯は語らず「未熟な判断」だったと繰り返しました。 毛田キャスター「6月10日に野党の議員から岸田総理がこの問題で追及を受けてから1か月弱あったかと思います。どうしてここまで会見が遅れたのか教えてください」 田畑氏「さきほども申しました。どうしももっとしっかり謙虚な姿勢でお答えをする機会を設けることができなかったのか、本当に未熟であり、反省をしているところでございます」 毛田キャスター「あらためて考えも寄付には当たらない、違法性はないという認識でしょうか」 田畑氏「はい、もちろんでございます」 田畑氏で勝てるのか現職の田畑氏をこのまま推薦するかどうかー。来る衆院選に向けて、選挙を支える自民党富山市連は揺れていました。 自民党富山市連 舎川智也市議「まだまだ不信感があるんじゃないか、さらにはもう少し自民党としても考えるべきなんじゃないかって」 自民党富山市連 尾山謙二市議「そりゃあ賛否両論ですよ、みんな、いろんな気持ちがみなさんあるがで」 党内で賛否が割れるなか、“元のさや”に収まり現職の田畑氏を公認候補とすることが決まりました。 ■互角の戦いから、わずか738票差での勝利… しかし、この日また…。 田畑氏「指摘を受けましてですね、記載がないっていうことが、調査を命じたところ発覚したところでございまして」 去年秋から開催したパーティー4回分の収入、156万円が収支報告書に記載されていませんでしたが、すでに訂正したと説明しました。