「あかり」で見守り 月額900円切る新サービス 6月21日から提供へ、パナソニック
パナソニックは、LEDシーリングライトで離れて暮らす高齢の家族を見守れる「あかりdeみまもりサービス」の提供を6月21日から開始する。サービスに対応するLEDシーリングライト2機種も同時に発売。最大6カ月間無料で使えるキャンペーンも展開し、利用に弾みをつけていく。 【関連写真】「あかりdeみまもりサービス」の仕組み 新たな見守りサービスは、対応するLEDシーリングライト2機種(8畳/12畳タイプ)を購入し、サービスを申し込むことで利用できる。月額利用料金は税込み880円。“街の電器屋さん”であるパナソニックの家電店に加え、直販サイト「Panasonic Store Plus(パナソニック ストア プラス)」で製品の購入とサービスを申し込める。 この見守りサービスは、あかりの点灯状況から離れて暮らす家族の動向を「緩やかに」把握しようとするものだ。対応するLEDシーリングライトを見守られる人の部屋のWiFiに接続。見守る人がスマートフォンの専用アプリ「あかリモ+(プラス)」を使い、LEDシーリングライトの点灯や消灯、過去1週間の操作履歴(点灯・常夜灯・消灯)を確認できる。 設定時間内に操作がない(またはあった)場合にスマホに通知が届く仕組みも備える。通常生活の照明のオン/オフだけのため、監視されているような負担を感じずにすむ。サービスに対応する「パルックLEDシーリングライト」は、12畳タイプが税込み4万7000円、8畳タイプが同4万200円。 2025年1月15日までのサービス申し込みで、無料期間を3カ月延長するキャンペーンも実施している。通常は契約開始月に加えて2カ月間の無料期間が付くが、それをさらに3カ月間延長するもので、最大6カ月間無料で利用できることになる。 パナソニックの調査では、一人暮らしの親を持つ子の約4割が親を見守りできるサービスや機器を利用中または導入したいと回答している。高齢化が進む中、見守りサービスの新たな選択肢として提案したい考えだ。
電波新聞社 報道本部