「1時間単位」で加入できる国内旅行保険…あいおいニッセイ同和、観光事業者向けに販売へ
あいおいニッセイ同和損害保険は30日から、1時間単位で加入できる国内旅行傷害保険を、観光事業者に販売する。旅行者がけがをした際に補償されるよう、サービスの提供側である観光事業者が客に代わって加入する保険で、時間単位で入れる損保商品としては業界初という。 【写真】あいおいニッセイ同和など損保大手4社
レジャー施設運営会社などの観光事業者が提供するサービスを使う旅行客が主な補償対象となる。レジャー施設、川や山で体を動かすアクティビティー、レンタル自転車などを利用する旅行客らを想定する。
保険料は1時間あたり1人26円程度。死亡や入院、通院した場合は最大500万円、設備を破損した場合は最大1000万円の保険金が旅行客に支払われる。
通年営業しない観光事業者にとっては年単位よりも保険料を低く抑えられる可能性がある。円安の影響で海外旅行が敬遠されがちなため、需要の高まる国内旅行での保険販売を決めた。