富田望生主演 阪神・淡路大震災から30年を迎える神戸を舞台に“心の復興”を描くオリジナルストーリー 映画『港に灯がともる』
神戸を舞台にした映画『港に灯がともる』。この度、本作の特報映像が公開された。 本作で描かれるのは、阪神淡路大震災の翌月に神戸市長田で生まれた一人の在日コリアンの女性・灯が、自身の出自と親から聞かされる震災の記憶の板挟みになり、双極性障害を発症、コロナ禍を経て回復を目指す中で希望を見い出していく物語。 1995年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐未)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていく。 また、本作は「第37回東京国際映画祭」Nippon Cinema Now 部門に出品されることが決まっている。Nippon Cinema Now 部門では、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品が上映される。 映画『港に灯がともる』は、2025年1月17日(金)より全国順次公開。
otocoto編集部