「ふてほど」TVerで全話無料配信 流行語大賞&20冠の話題作 “ムッチ先輩”磯村勇斗は次期金ドラも
今年1月期に旋風を巻き起こしたTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の公式X(旧ツイッター)が30日に更新され、民放動画配信サービス「TVer」で全話無料配信を行うと発表した。 【写真あり】ふてほど大ブレーク・河合優実 超貴重な昭和の「ワンレンボディコン」姿 令和の百恵ちゃんと話題に 同局金曜ドラマ枠では、来年1月24日から「クジャクのダンス、誰が見た?」がスタートする。原作は女性漫画誌「Kiss」(講談社)で連載中の浅見理都氏の同名作品。物語は主人公の女子大学生が、2人で暮らす元警察官の父が殺されることから始まる。父が残した手紙を基に、弁護士と事件の真相を追っていく。脚本は「半沢直樹」などを手掛けた金沢知樹氏が担当。金曜ドラマ枠では今月20日に柳楽優弥主演の「ライオンの隠れ家」が大反響となるなど、注目が集まっている。 「クジャクのダンス…」の放送を記念し、事件を追う記者・神井孝役で出演する俳優・磯村勇斗の関連作品を、TVerで期間限定で配信する。「ふてほど」で、近藤真彦に憧れる“ムッチ先輩”こと秋津睦実を熱演した磯村。この日地上波で5話まで一挙再放送され、再び話題を集めていた。 「ふてほど」は「TVer」で、30日~1月24日まで第1話と第2話、30日~1月8日まで第3話~第5話、1月8日~1月16日まで第6話と第7話、1月8日~1月24日まで第8話、1月16日~1月24日まで第9話と第10話が配信される。ドラマ公式は「お正月はふてほどを見て昭和と令和を語ってみては…?」と呼びかけた。 「ふてほど」は、宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎(阿部サダヲ)。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプラ社会に押し付けがましくなく一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、SNS上で大反響を呼んだ。