【米大統領選】“確トラ”一転、接戦も? ハリス氏とは……1日で献金127億円、外務省幹部「露出増で空気感変わるかも」
■元検察官…ハリス氏の華麗なキャリア
小栗委員長 「ハリス氏は元検察官で、カリフォルニア州の司法長官(2010年選出)や、上院議員(2017年就任)を務めました」 「日本の外務省幹部からは『副大統領として内政も外交も大統領のそばで見てきた経験は大きく、これから露出が増えたら空気感が変わるかも』という声が出ています」
■専門家に聞く…ハリス氏の弱点と強み
藤井キャスター 「トランプ氏とどんな勝負をしていくことになるのでしょうか?」 小栗委員長 「アメリカ政治に詳しい、早稲田大学の中林美恵子教授に聞きました」 中林美恵子教授 「本来、予備選が大統領候補としての成長の場になるが、今回その予備選を戦っていないことはハリス氏の弱点になるだろう。ただハリス氏が候補になれば、女性票は伸びるだろうし、若さは強みになる」 「今選挙をするなら圧倒的にトランプ氏が有利だが、大統領選は直前まで結果が読めないので、ハリス氏が民主党をまとめ上げられるかが鍵となる」
■水野さん「高齢同士より広い選択肢」
小栗委員長 「さらに、驚くべきことにアメリカ国内では、11月の本選までにバイデン大統領が辞任してハリス氏に大統領職を譲る可能性も指摘されています。ぐっと露出が増えますし、大統領として職務を執行できることを証明できる、という戦略だということです」 水野美紀さん(俳優・『news zero』火曜パートナー) 「いったん大統領になることができるというのが驚きですが、トランプ氏対バイデン氏という高齢同士の選挙戦よりも少し選択肢が広がったような気がしています。次の討論会に注目したいですね」 「ハリス氏がどういう方か詳しく分からないのですが、大統領になった場合に日本との関係がどうなるのか、株価にも直接影響することですし、とても気になります」 藤井キャスター 「アメリカではこれまで、女性大統領が生まれることはありませんでした。『ガラスの天井』を破れないと言われてきました。その天井を破る可能性が出てきたことにも注目です」 (7月23日『news zero』より)