米アップル、オープンAI取締役会にオブザーバー参加へ=報道
[2日 ロイター] - 米アップルがオープンAIの取締役会でオブザーバーの役割を得ると、米ブルームバーグ・ニュースが2日に報じた。 先月発表された提携の一環で、アップストア事業を統括するフィル・シラー氏が選任されたという。 この取り決めは年内に発効する予定で、シラー氏はまだ会議に出席していない。 オブザーバーは議決権など通常の取締役権限を持たないが、会議に出席し、その会社の意思決定方法について洞察を得ることができる。 アップルとオープンAIはロイターの取材に対し、コメントを控えた。 アップルは先月、オープンAIと提携し「チャットGPT」を製品に取り入れると発表した。音声アシスタント「Siri(シリ)」などのアプリに生成AI(人工知能)技術「アップルインテリジェンス」を導入する。 オープンAIは3月、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が取締役会に復帰すると発表。同氏に加え、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のCEOを務めたスー・デスモンドヘルマン氏、ソニー・エンターテインメント元社長のニコール・セリグマン氏、インスタカートのフィジー・シモCEOを取締役に指名した。