「早期・希望退職を募集」というニュースをよく見ます。私は50歳手前で対象者になるかもしれないのですが、早期・希望退職をするメリット・デメリットはなんでしょうか?
早期・希望退職のデメリット
早期・希望退職にはメリットだけでなくデメリットがあることも事前に把握しておきましょう。 ・再就職できる保証がない ・定期的な収入がなくなる 退職金の割り増しがあったり、失業給付金をもらえたりしても、そのお金で一生涯暮らせる可能性は低いです。退職金や貯金を切り崩して生活することにならないためにも、計画的に早期・希望退職を進める必要があります。 ■再就職できる保証がない 早期・希望退職後に必ず再就職先が見つかる保証はありません。再就職に有利とされるスキルを保有していなければ、再就職の難易度が上がることを想定する必要があります。可能であれば、早期・希望退職の前に再就職先を見つけておくと安心です。 ■定期的な収入がなくなる 早期・希望退職によって、これまで定期的にもらっていた収入を失います。失業給付金を早いうちにもらえますが、いつか尽きてしまうので、ずっと頼ってはいられません。家族に協力を求めるなど、ある程度の期間は収入がなくても生活できるくらいのお金を用意してから早期・希望退職をしたほうがよいでしょう。
事前準備や確認を進めたうえで早期・希望退職を検討しよう
早期・希望退職は、退職金の割り増しや再就職支援といった措置を受けられたり、失業給付金を自己都合と比べて早くもらえたりするなどのメリットがあります。また、セカンドキャリアの形成として、独立や起業といった選択肢も広がるでしょう。 ただし、再就職先が決まっていない、十分な蓄えがないなどの場合は、早期・希望退職によって生活難に陥るリスクを高めます。早期・希望退職を視野に入れる際には、資格取得にチャレンジしておくなど自身のスキルを高めておくと安心です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部