JR九州高速船の旅客船「クイーンビートル」浸水隠し JR九州は第三者委の報告書を公表
テレQ(TVQ九州放送)
JR九州高速船の旅客船「クイーンビートル」が浸水を隠して3カ月以上運航を続けていた問題で、親会社のJR九州は第三者委員会がまとめた報告書を公表しました。報告書は、浸水の発覚を恐れ警報センサーを不正に操作した行為は「刑事罰の対象になる可能性が高い」と指摘しました。 この問題は、国土交通省が2024年8月に行った監査で博多港と韓国・釜山港を結ぶJR九州高速船の旅客船「クイーンビートル」の浸水隠しが発覚したものです。報告書で第三者委員会は、親会社であるJR九州の事故対応への関与が「必ずしも十分でなかった」と指摘しました。 また、子会社のJR九州高速船が営業上の事情や社内事情を優先して不正を繰り返したとし、問題の直接の責任は「子会社の幹部と船長にある」としました。そして、浸水を隠すために船の警報センサーを移動させ、検査を受けずに運航したことなどが船舶安全法に抵触し、JR九州高速船の幹部、船長、そして会社が刑事罰の対象になる可能性が高いとし、安全や法令遵守の意識が欠けていたと批判しました。
テレQ(TVQ九州放送)