「全く的外れな考えだ」大谷翔平の7億ドル契約は超えられない!? 米メディア「5億ドルの価値はあるが…」
ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)になった26歳のフアン・ソト外野手は今オフ、大谷翔平選手が昨オフにロサンゼルス・ドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1078億円)を上回る契約を結ぶと考えられている。しかし、過大評価だとして米メディア『ヤードバーカー』が疑問を投げかけた。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング まず、同メディアはソトの問題点として守備を挙げている。史上最高打者かつ殿堂入り選手ではあるが、守備に弱点があるテッド・ウィリアムズ氏とよく比較されると伝えた上で「ソトには無いようなフィールドで試合の流れを変えるような価値をもたらす」と指摘。また、ソトのスプリントスピードは平均以下であると指摘している。さらに、ソトが大谷レベルであると大騒ぎされるのは年齢が大きな要因とした上で「選手は年齢を重ねるにつれてパワーが衰える」と述べている。 ソトと大谷を比較し「ソトがエリート打者であることに異論はない。しかし、彼が大谷レベルの契約を結ぶというのは、全く的外れな考えだ。2度のMVPに輝いた大谷は、3度目のMVPも獲得するだろう。大谷は野球の定義を変えた珍しい二刀流選手だ」とし、「ソトのパワーと打席での成績は驚異的だが、守備と走塁の欠点が彼を単調なものにしている。これは、前例のない二刀流の影響力で歴史的な契約を正当化するドジャースの大谷とは著しい違いだ」との見解を示した。 すでにニューヨーク・メッツが6億6000万ドル(約1018億円)の最初のオファーを提示したという噂がある中で、同メディアは「ソトのバットは一流だが、彼に5億ドル(約771億円)の価値があるだろうか?」と疑問を投げかけ「ソトが高額契約に値しないというわけではない。価値はある。しかし、記録的な契約を検討しているチームは長期的なリスクを考慮しなければならない」と警告している。
ベースボールチャンネル編集部