「五輪のプレッシャーが戻ってきた。フィジカルの準備はできている」五十嵐カノア、パリ「金」へ抱負/サーフィン
サーフィン男子で2021年東京五輪銀メダルの五十嵐カノア(26)=木下グループ=が5日、東京都内で行われた飲料メーカー「レッドブル」がサポートするランニングイベント「Wings for Life World Run」にかけつけ、報道陣の取材に対応。「フィジカルの準備はできている」と上向きな状態をアピールした。 この日の午後9時頃、羽田空港へ帰国。東京都内の会場へ移動した五十嵐は、7月のパリ五輪に言及。「日に日に近づき、五輪のプレッシャーが戻ってきた。毎日朝起きたら五輪のことを考え、金メダルを目標に(イメージする)。いまはプレッシャーをコントロールする。考えすぎないのも大切だし、それでも力を入れないといけない。そのバランスをとることに集中している」と語った。 パリ五輪でサーフィンは、同27日から世界的に有名なタヒチ島チョープーで行われる。「早めにいって練習しておく。波に慣れるのと、イメージトレーニングも兼ねて」とわずか2日間の日本帰国で、すぐに五輪会場のタヒチへと渡り練習を行う。今回は五輪本番と同じ宿舎を拠点にする予定で、「ちょっとした自分の部屋、リラックスする場所をつくっておく。東京五輪で学んだが、五輪ではそういうのが大切になる」と説明した。