守山市に初の地域おこし協力隊員 モリヤマメロンの栽培と情報発信に期待も
守山市「地域おこし協力隊」の任命式が12月2日、守山市役所(守山市吉身2)で行われた。(びわ湖大津経済新聞) 【写真】地域おこし協力隊の委嘱状を渡す森中市長 同市は特産品であるモリヤマメロンの生産者の減少という課題を解決するために地域おこし協力隊農業部門の隊員に東大阪市在住で22歳の小島伯斗さんを任命した。小島さんは守山市に居住地を移し、モリヤマメロン部会の山田農園(今浜町)を活動拠点として栽培研修を受けながら、動画クリエーターとして働いていた職歴を生かして作成する動画で農産物のPR活動も行う。 守山市の森中高史市長は「市としては初めての地域おこし協力隊員。モリヤマメロンのブランドを守り、生産量を上げてほしい。情報発信にもたけていると聞いたので、若い感性で守山の農業や市のPRなどさまざまなな場面で活躍してもらいたい」と期待を寄せる。 小島さんは「身の引き締まる思い。これから定住してモリヤマメロンをはじめとする農業の魅力を肌で感じて発信することで市の発展に協力していきたい。前職ではユーチューブやティックトックの動画で自社の魅力を伝える仕事をしていた。映像を駆使して魅力を発信したい」と意気込む。守山市を選んだ理由を「自然が好きで、農業関係の地域おこし協力隊を探した。滋賀には琵琶湖があり、空が広く開放感がある。守山市に来るたびに『ここに来たい』と思っていた」と話す。 小島さんは3年間、同農園でモリヤマメロンと春菊の栽培研修を受け、任期終了後の独立就農を目指す。
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